生理前から生理中って、何だかいつものようにいかない、いつもの私じゃないみたい。そんな「きらいな私」がいたっていいじゃない、と寄り添う、花王の生理用品ブランド「ロリエ」のWEB動画「ゆれ動いたって、いいんじゃない?」が10月1日より特設サイトにて公開されました。

 女優の清野菜名さん(23歳)が主演のこの動画では、ささいなことで落ち込んだり、イライラしたり、時には何もかも投げ出したくなったりと、どこか気分が落ち着かず、周囲にも素直になれない主人公を清野さんが演じています。そんな動画のストーリーとは……。

 「キライな私がやってきた」と、ベッドと床の隙間から顔をのぞかせながら呟く清野さん。足の爪にマニキュアを塗っていたら洗濯物が風に飛ばされ、慌てて拾いに行くも、マニキュアの瓶を倒してしまいラグが台無しに。そんながっかりを、ため息と共に、床に落ちていたバドミントンのラケットを床に投げつけています。

 彼氏とデート中、半分こしてもらったたい焼きに、「いらないよ」と不機嫌に断る清野さん。その不機嫌さに思わず何があったか詮索する彼氏に、思わず「何もないってば」と大きな声を上げてしまい、二人の間に気まずい空気が。

 美容院で、美容師さんに髪型を聞かれ、「いつも通りで」と答える清野さんですが、隣にいた女性が明るく染めた髪を見ながら、「自分じゃないみたい!」とテンションが上がっている様子を見て、やっぱり自分も髪型を変えた方がいいか悩んでいます。

 そんなテンション下がる中でのカラオケで、友人たちが楽しそうに盛り上がる中、清野さんだけ膝を抱えて落ち込んでいて、「どうした?」と心配されてしまっています。

 夕暮れ時、駆け上がった街を一望できる高台から、思いっきり「わー!」と叫ぶシーンから、明るい場面でジャングルジムでシャボン玉を吹く清野さんに。周りにはたくさんのシャボン玉。その一つがポンと割れた瞬間、清野さんに笑顔が。

 翌朝は爽やかな気分の清野さん。庭でバドミントンのシャトルリフティングをしたり、彼氏に素直に甘えに行ったり、カラオケで盛り上がったり、夜、部屋で映画のDVD を見ながら笑ったりと、いつもの素直な自分を取り戻したのでした。

 これまでの出演作で、自身と年齢や時代設定の異なる役を演じることが多かった清野さんですが、本動画では、貴重な等身大の姿を演じています。そして、この動画の監督には、注目の現役女子大生監督・松本花奈さん(20歳)。そして動画の楽曲「on the wind」には、シンガーソングライターMiyuuさん(25歳)がコラボ。同世代トリオの等身大の心の揺れが、この動画に詰まっています。

 今回の動画で清野さんは、インタビューに対し、「今回は等身大の役ということで、あまり演じるということは意識せず、この作品の中に、私自身として登場しようという気持ちで臨みました。特に、最初の『嫌いな私がやって来た』というセリフは、ふに落ちるというか、とても共感できる言葉だなと思いました。うまく行き続けるということはなかなかなくて、どうしても負の連鎖みたいなことが起こってしまう時があって。自分としては少しでも良い方に進みたいんだけど、まったく反対のことをやってしまって、もっと状況が悪くなってしまう。そんな状況が続いてしまう時は、本当に『あぁ、嫌な時間がやって来たな』と思います」と、主人公の印象についてコメント。

 監督の松本花奈さんは、「見た方に共感していただくということが一番にあって、そのために、日常の積み重ねのようなシーンが続いているのですが、でも、それならドキュメンタリーでいいじゃん、となるので、『ゆれ動く』をシャボン玉で比喩して表現しました。そういうファンタジー的な要素を、リアルな現実の映像とバランスを取りながら、どう見せていくかということにこだわりました」と、動画制作で心掛けた事をコメントしていました。

 楽曲を担当したMiyuuさんは、実際の映像をみて「本当に素敵な映像になっていて、私がここでこの歌詞が出てきてほしいと思っていたタイミングで、清野菜名さんが素敵な演技をされていたのが、とても印象に残っています。私自身も、分かる分かると共感できるような場面がたくさんありましたし、日常の中に少しずつ希望の光が見えるような映像になっていたので、元気をもらえるなと思いながら、拝見させていただきました」とコメント。

 ロリエ40周年 スペシャルムービー「ゆれ動いたって、いいんじゃない?」は花王「ロリエ」特設サイトで公開中です。

情報提供:花王株式会社