猫は狭い所や暗いところが大好き。特に子猫はカラスなどの外敵から身を守る為にも狭い所に入り込む事が多くあります。車のエンジンルームもその一つ。ボンネットを開けたら子猫だらけだった、というツイートが話題を呼んでいます。

 香川県在住のあかっぴーさんが、滅多に乗らない車のボンネットを開けてみたところ……なんと子猫がわらわらと。向かって右側には5匹、左側にも黒猫が2匹。ツイッターに投稿された動画に写っているのは計7匹もの猫がエンジンルームに入り込んでいる状態。軽自動車のエンジンルームのどこにそんな隙間があったのだろうかと思わずにはいられない様な光景がとらえられていました。

 あかっぴーさんによると、ボンネットをバンバン叩いても猫たちは全然出てこようともしなかったそうで、追い払ってもまたエンジンルームに戻ってきてしまうそうです。そんなに居心地がいいのか……。



 感心している場合ではありません。ボンネットバンバンどころかカンカンもドンドンも効果がないので、1匹ずつ捕まえて保護するしかなさそうです。このままではうっかりエンジンを掛けられないですし、何より危険。猫にも車にも悪影響となってしまうのです。リプライにも心配の声が上がるとともに、里親希望の人も現れ始めました。

 子猫たちは今年の夏に生まれたばかり。あかっぴーさんが猫用の居場所を古いソファなどで作ってあげても、夜間は車の前輪からエンジンルームの隙間に潜り込んで固まって寝ているそうです。

 猫が子供を生む季節は春と秋の年に2回。避妊していない野良猫がこの様にエンジンルーム内を居場所として認識してしまうと、この様に何度追いやっても戻ってきてしまう事も多くあります。たまにしか乗らない車は、猫にとって格好の隠れ家。普段から動かしている車でも何かの拍子にエンジンルームに入り込む事があります。また、猫以外にも小動物がエンジンルーム内に巣を作っていたという事例も実際にあり、たまにしか車に乗らない人はその都度ボンネットを開けてエンジンルーム内を確認したほうが良さそうです。

 小さな命と普段のらない車。この両方を守る為にも、ボンネットを叩くだけではなく、乗車前にエンジンルームを確認してからエンジンを掛ける事を心掛ける事が大事ですね。

<記事化協力>
あかっぴーさん(@__Spacia__)

(梓川みいな)