内地民よ、これが試される大地だ!「ゴールデンカムイ」北海道スタンプラリーの距離が半端ない

全行程を試しにGoogleマップで結んでみたもの

 明治時代末期、アイヌが秘蔵した金塊の争奪戦を描いたコミックとTVアニメ「ゴールデンカムイ」。その舞台である北海道と公益社団法人北海道観光振興機構が、観光地を楽しく巡れるアプリ「舞台めぐり」を活用した「ゴールデンカムイ」のスタンプラリー、「北海道はゴールデンカムイを応援しています。」を2018年8月20日から実施することになりました。北海道の観光地11か所を巡ってスタンプをコンプするのですが、そのスケールがハンパないって!これが「試される大地」北海道か……。

 日露戦争終結直後の北海道と樺太を舞台に、アイヌが秘蔵した金塊を巡って、ひと癖もふた癖もある面々が群雄割拠の争いを演じる「ゴールデンカムイ」。当時はまだフロンティア的要素の強かった大地を駆け巡る歴史ロマン的要素のほか、狩猟や「猟師メシ」といったグルメ要素に、今まであまり知られていなかったアイヌの民俗文化なども詳しく紹介していて、様々な楽しみ方ができる作品です。

 熊害(ゆうがい)など、現代の人が忘れた知られざる北の大地の姿を浮き彫りにしたおかげで、北海道の歴史を改めて学ぶこともできる側面もあります。そんな舞台を満喫してもらおうと、北海道と公益社団法人北海道観光振興機構では、2018年度において「ゴールデンカムイ」を活用した事業を展開しています。

 その中で登場したのが、8月20日から始まる「北海道はゴールデンカムイを応援しています。」スタンプラリー。ARを使って観光地を楽しく巡るアプリ「舞台めぐり」を活用して、北海道の観光地11か所でアプリを使い「ゴールデンカムイ」キャラクターのマイARを入手できるというものです。入手したマイARを使って、キャラクターと記念写真を撮影することもできます。すべて集めた参加者にはオリジナル描きおろしの「ゴールデンカムイ」壁紙がプレゼントされます。

 11か所というと、夏休みに首都圏のJRで展開されている「ポケモンスタンプラリー」の55か所に比べれば、ほんの5分の1。なんだ、楽勝かと思いきや……まぁ、設置場所のリストを見てください。ちなみに見出しの画像はそれぞれのポイントをGoogleマップで試しに結んでみたものです……。近くにあるものはまとめて1として結んでいるところもありますが、それでもかなりの移動距離であることがおわかりいただけるかと。

・北海道博物館(札幌市)
・北海道開拓の村(札幌市)
・サッポロビール博物館(札幌市)
・小樽市総合博物館 本館&運河館(小樽市)
・博物館 網走監獄(網走市)
・月形樺戸博物館(月形町)
・平取町 二部谷アイヌ文化博物館(平取町)
・夕張市石炭博物館(夕張市)
・釧路市立博物館(釧路市)
・阿寒湖アイヌシアター「イコロ」(釧路市)
・旭川市博物館(旭川市)

 札幌と小樽は近いからまだ何とかなりそうですが、 札幌から月形町まで約45km、夕張市までは約60km。平取町は約95km離れており、旭川市は約130kmの距離があります。難関は道東の釧路市と網走市です。どちらも札幌から余裕の300km超え。北海道を丸々横断する勢いです。釧路と網走同士も150kmほど離れているので、車で2、3時間の距離。

 なんかこれって「水曜どうでしょう」のカントリーサインの旅とか、「おにぎりあたためますか」の北海道完全制覇の旅!に似てるような気がする……。一気にコンプしようとすると、何日かぶっ続けで移動しまくる羽目になりそうです。

 そんな事情を考慮したのか、スタンプラリーの期間は2019年3月31日まで。コンプ達成者に提供されるオリジナル壁紙も10月下旬の配信を予定しているとのこと。体力的には何回かに分けてチャレンジした方がいいでしょうね。

 しかし、ひょっとしたら一気にコンプ達成する剛の者がいるかもしれません。北海道を東へ西へと駆け巡る「北海道はゴールデンカムイを応援しています。」スタンプラリー。「試される大地」のキャッチフレーズを持つ北海道ならではの企画かもしれません。

参考:公益社団法人北海道観光振興機構発表資料より
※画像は編集部がGoogleマップをつかい作成したものです。近くに2か所ある場合は表示上見にくいためまとめて1つにしています。

(咲村珠樹)