KDDIのブランド、auのCMに登場する「三太郎」のうち、浦ちゃんこと浦島太郎の新しい家が遂に完成しました。お台場に展示されている「浦ちゃんの家 by au」の完成内覧会にお邪魔してきました。

 実際にマンションやビルなど、建物ができた時に実施される完成内覧会。まさかこの表現を使う記事を書くとは思いませんでした……。

 KDDIが実施した「浦ちゃんの家つくろう」プロジェクトで、一般から募集した浦ちゃんの家のアイデアは、本格的な建築パースのものから、小さな子供の描く夢いっぱいのアイデアまで、全部で約4000件。そのうち多くを占めたのが、浦島太郎の物語には欠かせない「カメ」をモチーフにしたものでした。そこで、浦ちゃんの家の外観は、ウミガメをかたどったものに。もちろん、表札もカメ。

集まった「浦ちゃんの家」のアイデア

集まった「浦ちゃんの家」のアイデア


本格的な完成予想図

本格的な完成予想図


夢いっぱいのアイデア

夢いっぱいのアイデア


 auのCMに登場した、これまでの浦ちゃんの家といえば、通気性を最大限追求したデザイン(そもそも壁がなくて屋根はムシロ)で、最近流行の「ミニマルな生活」を体現したスタイル(家財道具は丸太のベッドだけ)で、プライベートビーチ付き(単に人がいない)という、ある意味エクストリームな住宅でした。それに比べると、今度の新しい家は……まず壁としっかりした屋根がある!これだけでも大きな進歩です。

 全体は石を積み上げた壁が特徴的な、ドイツやオーストリア、スイスなどに見られるようなバンガロー建築っぽい雰囲気。四隅にウミガメの手足をかたどった石が置いてあり、頭の部分が玄関。その左右には目をかたどった丸窓があります。扉がないのは、浦ちゃんのオープンな性格を物語っているようです。

 中に入ると、居室の真ん中にあるのは囲炉裏。この他にもご飯を炊くかまどが別にあり、本格的な煮炊きができます。各所には赤いボタンが設置されており、それを押すとここでしか聞けない特別な録りおろしオリジナル音声が流れます。浦ちゃんは「乙ちゃんの手料理が食べたい」と言っていますが、いつかかなうといいですね。


 また、前の家から持ってきたほぼ唯一の家財道具、浦ちゃんご自慢の「高反発」ベッド(単に固い流木)も。後ろには「家族をつくる!」という、浦ちゃんの目標が描かれた軸が。


 基本的に、内部の調度品は浦ちゃんの貴重な財産(生計を立てるための各種漁労具が多い)なので触ることができませんが、入り口近くにある三線、玉手箱(本格的な塗り物です)、釣り竿の3点は、手にもって記念撮影が可能。釣り竿は長いので、周囲の人やものにぶつけないよう、気を付けてくださいね。


三線・玉手箱・釣り竿は持って撮影可能

三線・玉手箱・釣り竿は持って撮影可能

 カメをかたどった家の中にも、カメがあふれています。浦ちゃんが「全部でいくつあると思う?」と聞くと、乙ちゃんは「9匹」と即答。どこにあるか、数えてみてくださいね。家の中には別のカメ(亀でなく瓶)もありますが、そちらは数に入りませんよ。


このカメはカメに入らない

このカメはカメに入らない

 また、この家の中にはCMにも隠れて出演していた一寸法師も隠れています。どこにいるか、探してみてください。なお、隠れている場所は日によって変わるので、次に来た時も探す楽しみがありますよ。

 かまどの隣には、本格的な塗り物の玉手箱が並んでいます。「開けちゃダメ」と言われても、開けてみたくなりますよね……。「開けるなッつってんだろっ!!」と乙ちゃんに怒られないよう、気を付けて。

 窓の外にはプライベートビーチ(無人の砂浜)が広がります。オーシャンビューは、浦ちゃんの生活にとって欠かせないですよね。

 家を出ると、アンケートとおみくじのコーナーがあります。携帯電話の料金シミュレーションを行い、その結果を係員に見せると、おみくじを1回引くことができます。「金吉」「桃吉」など、CMキャラクターにちなんだおみくじが全部で8種類。このうち「浦吉」が出るとオリジナルの素敵な景品がもらえます。それ以外でも、au三太郎オリジナルグッズがもらえますよ。

 外にはフォトスポットも設置されており、様々なセリフの吹き出しを持って記念撮影もできますよ。



 「浦ちゃんの家 by au」in お台場は、2018年7月28日(土)から9月2日(日)まで開催される「ようこそ!! ワンガン夏祭り THE ODAIBA 2018」内のイベントブース(フジテレビ本社屋1F フジテレビモール)で、各日10時~18時(最終入場17時30分 ※開催時間は変更になる場合があります)の期間、公開されています。

取材協力:KDDI株式会社

(咲村珠樹)