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AMPHICOが100%再生可能・有害物質を一切含まない次世代機能性テキスタイル「AMPHITEX」「AMPHICOLOR」の商用化を加速

update:
AMPHICO
規制物質PFASの使用、リサイクル不可な生地構造、 水を大量に消費する染色工程 - アパレル業界の環境問題にアプローチする素材系スタートアップAmphico が123万英国ポンド(約2.4億円)を調達



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122936/2/122936-2-0830b15ff80759192a8e79158b247f4a-3900x3900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


AMPHICO(アンフィコ、登記名:Amphibio Ltd、本社:英国ロンドン、CEO:亀井潤)は、100%再生可能で有害なPFAS化合物を一切含まない透湿防水性テキスタイル「AMPHITEX(アンフィテックス)」と、大量の水を必要としない無水着色技術を用いた「AMPHICOLOR(アンフィカラー)」の商業化に向け、Spiral Innovation Partners(Valuechain Innovation Fund投資事業有限責任組合を通じて出資) 、Dawn CapitalさらにInnovate UKから資金調達を受けました。調達資金は、北陸・欧州における量産体制の構築と、グローバルブランドとの製品展開に活用されます。これにより、過去の豊島株式会社、PDS Ventures、Mistletoe Japan、前澤ファンド等からの出資および英国内外の公的助成金と合わせ、累計資金調達額は約10億円となりました。
有害物質PFAS化合物の規制が国際的に進み、リサイクル可能な機能性テキスタイルへの代替需要が高まるなか、AMPHICOは、100%再生可能・有害物質を一切含まない透湿防水テキスタイル「AMPHITEX」と、多量の真水を消費し、有害成分である染料の流出や温暖化効果ガスの排出が問題となる従来型の染色技術を使わず、無水着色をするテキスタイル「AMPHICOLOR」の大量生産を準備しています。

AMPHICOについて
AMPHICOは(アンフィコ、登記名:Amphibio Ltd)、バイオミミクリー(生物模倣)を専門とする材料科学研究者・亀井潤が2018年に創業したロンドン拠点のスタートアップです。英国王立芸術大学院大学(Royal College of Art)よりスピンアウトし、自然界の構造や機能から着想を得た先端素材の研究開発と、その社会実装を目指しています。
同社は2022年にTerra Carta Design Lab Award(主催:英国チャールズ国王、Sir Jonathan Ive)を受賞。2025年には「Kering Generation Award Japan」第2位を受賞し、欧州・アジアのアパレル市場から注目を集めています。
詳しくはこちらから
Website: https://www.amphico.uk/
Instagram:@amphico.uk

AMPHITEXとは
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122936/2/122936-2-2c14ead2a1863f0e9d16b3686b20ccff-3900x3900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


AMPHITEXは、従来の撥水テキスタイルに使われていたPFAS(有機フッ素化合物)を一切使用せず、かつ防水・透湿性能を兼ね備える透湿防水テキスタイルです。
従来の防水素材では、表面にPFAS系撥水コーティングを施すことやPFAS系樹脂でできた透湿防水フィルムを使用することで性能を担保していましたが、AMPHITEXでは素材そのものの分子構造設計により、PFASに頼らず高い防水性と透湿性を同時に実現する透湿防水テキスタイルを開発。加えて、耐久性やしなやかさなどアパレルに求められる風合いにも配慮されており、防水機能の劣化や剥離が起こりにくいことも特徴です。
さらにAMPHICOでは、透湿防水フィルム、表生地、接着層すべてを同一ポリマー系素材で構成するモノマテリアル型テキスタイルの開発にも取り組んでいます。これにより、EPR(拡大生産者責任)などの規制にも適合するリサイクル可能な機能性素材としての商業化を目指しています。

AMPHICOLORとは
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122936/2/122936-2-329e20cae17e7037914200d79b999748-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


AMPHICOLORは、従来の染色工程で不可欠とされていた大量の真水の消費、エネルギーさらには染料排水を大幅に削減する「無水着色」技術です。
一般的なテキスタイル染色では、1kgの布地を染めるのに100~150Lの真水が使用されます。さらに染料を加え高温高圧化で処理するため、世界的に水汚染の20%の原因となることや世界の全CO2排出量の1%の要因となっています。
一方、AMPHICOLORでは糸の原料となるポリマーが液体状態の段階で色を直接練り込むことで着色するため、水ゼロ・排水ゼロの工程を実現。約10色の原色着色糸を織工程で組み合わせることで、数万通り以上の色が織物で実現可能です。
この方式により、堅牢度を大幅に上げつつ、従来必要だった色ごとの試作や数トンにもなるロット最小量といった課題を解消し、柔軟な色バリエーションの小ロット生産と在庫圧縮が可能になります。

今後の展開
AMPHICOは、北陸地域および欧州においてAMPHITEX・AMPHICOLOR両製品の量産体制を構築し、2025年末には商業化を開始、2026年には複数のグローバルブランドとの製品連携を本格化させます。
PFASの国際規制(例:米カリフォルニア州PFAS規制2025年施行)、およびEPR導入の加速を背景に、サステナブル・リサイクル適合・製造工程簡略化を同時に実現する新素材として、AMPHICOはテキスタイル業界の「新しい当たり前」を構築していきます。

※AMPHITEX(TM)およびAMPHICOLOR(TM)はAMPHICOの登録商標です。
※円表記の場合、為替レートにより円換算額は変動します(本リリースでは参考値として記載)。
※PFAS:自然界で分解されにくく、健康・環境への懸念がある有機フッ素化合物の総称。

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