高橋陽一の漫画「キャプテン翼」を原作にした2018年製作版アニメ新シリーズについて、株式会社電通が、アジア/オセアニアにおける番組販売権、商品化権、広告使用権を独占で獲得したと3月28日発表した。

 「キャプテン翼」は集英社・週刊少年ジャンプで1981年に連載開始。小学生・大空翼を主人公に、少年らがサッカーにかけるひたむきな情熱と成長などを描いた作品で、1983年にはテレビアニメ第1作が放送開始。国内でサッカーブームを巻き起こした。またアニメは世界50か国以上で放送。このため、国内外問わず後のプロサッカー選手の多くにサッカーをはじめるきっかけを与えたことでも知られている。

 これらの影響から「キャプテン翼」の認知度は未だ海外でも高く、香港やインドネシアで70%程度と非常に高い。(ジャパンブランド調査2017年)

 電通によると、今後同社では海外グループ会社と連携し、「キャプテン翼」(2018年製作版)の権利を活用しながら、海外におけるスポーツ振興とビジネス開発を推進。さらに各国サッカー協会との連携により、スポンサー企業各社に対するスポーツマーケティング機会の創出を行っていくとしている。

※アジア、オセアニアの対象国・地域
中国、台湾、香港、マカオ、モンゴル、韓国、グアム、北マリアナ諸島、アフガニスタン、イラン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、バーレーン、イラク、ヨルダン、クウェート、レバノン、オマーン、パレスチナ、カタール、サウジアラビア、シリア、UAE、イエメン、バングラデシュ、ブータン、インド、モルジブ、ネパール、パキスタン、スリランカ、オーストラリア、ブルネイ、カンボジア、東ティモール、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、アメリカ領サモア、クック諸島、ソロモン諸島、タヒチ、トンガ、ニューカレドニア、ニュージーランド、バヌアツ、パプアニューギニア、フィジー