電車の中で大胆に鼻をほじっているおじさんを見かけると、心がざわつきますが、それがあかちゃんならどうでしょう。鼻クソ自体は汚いですが、幼い我が子の鼻クソなら気になって仕方なくなるのでは? そんなあかちゃんの鼻クソにまつわる4コマ漫画「鼻クソ取らせて」がTwitter上でママたちの共感を呼んでいるようです。

 この漫画を描いたのは吉木さん。生後7か月のあかちゃん(娘)をもつお母さん。生後7か月という時期は、一番離乳食を作るのが大変な時だそうで「二回食になって、毎日のレシピを考えたりするのも大変ですし、離乳食の時間だー!とドタバタする時もあります。子供が寝てからはストック作りに励んでいるので1日の大半を離乳食の事を考えて生活してます(笑)」とのこと。

 子育ての慌ただしさが伺えますが、離乳食の大変さと同様に、あかちゃんの鼻掃除もまた「考えなかった日はない」とご本人が豪語するほど、鼻クソひとつ取るのにも苦労が絶えないそうです。

 あかちゃんが「くあ~っ」とあくびをした隙をみつけて、鼻クソチェック! 鼻クソが確認できたらすかさず綿棒を手にとり、あかちゃんの小さい鼻にそうっと近づけていきます。しかし、あかちゃんも「そうはさせるか!」とすかさず抵抗。綿棒を遠ざけようと突如ぐぐぐーっとまるで亀のように首を出現させます。「どこにそんな首うまってたんだ?」と吉木さんも驚くほどあかちゃんも全力で拒否。

 結局、首をブンブンふられたり、手足をバタバタさせられたり、みぞおちを蹴られたりしながらも「鼻くそ取りばばぁは諦めないのさ!!!!!!」と毎日娘さんの鼻クソ掃除に闘志を燃やす吉木さんなのでした。ちなみに、あまりにも娘さんのイヤイヤ~が止まらない時は、強行突破するそうです(笑)。

 あかちゃんは大人とは違い鼻の穴も小さく、ちょっとの温度差や湿度の変化を敏感にキャッチし、鼻水が出やすくなっているとか。物理的に鼻の穴が小さいこともあり、大人よりも空気中のホコリが溜まりやすくなっているそうです。 筆者には子どもがおらず未知なところもありますが、あかちゃんはこういう時、鼻がつまって苦しい! 息ができない……と泣きじゃくるのではと思いきや、これには個人差があるようでした。

 吉木さんいわく「今のところうちの子は鼻くそ、鼻水が詰まりすぎて息苦しそうにしていた事はないのですが、風邪などを引いて鼻水が多いと苦しくなったりするみたいですね」とのこと。新生児にはあまりおすすめできないようですが、生後7か月のあかちゃんをもつ吉木さんは、鼻水専用のグッズなども使ったことはなく、硬い鼻クソは用心しながらピンセットで引っこ抜いちゃうそうです。

 娘さんの行動で面白いなと思うことや他の子とはここが違うなと思うことはありますか? と聞いたところ「うちの子は特に塩対応で赤ちゃんらしくキャッキャと笑ったりする事が比較的少ないですし、私が居なくてもまったく寂しがりません(笑)」と、少し大人びたあかちゃんのようですね。

 「寝てからがやっと自分の時間なので、睡眠か、趣味か、どっちを選ぶかという感じです」と今は育児に追われ、あかちゃんが寝静まった後に自分の時間を作っているという吉木さん。あかちゃんのあるあるネタや毎日を忙しくも楽しく育児に取り組んでいる姿に、共感したお母さんも多いのでは?

<記事化協力>
吉木ゆん育児@7mさん(Twitter:@yoshikiyun / ブログ:うちのムスメは塩対応

(黒田芽以)