看護師という人と接する仕事を生業としている筆者ですが、実はよそ様のお宅にお邪魔するのが凄く苦手。引っ越す前は気の置けない友人がすぐお隣にいたのですが、色々あって引っ越してからは持ち前のコミュ障を発揮してしまい、滅多に起こらない立ち話イベントの発生だけで後からどっと疲れてしまうという事も。

 オンラインだと割と大丈夫なのになぁ……こんなんだからうちの娘たちも人付き合い苦手なのかなぁ……と常日頃思っていたのですが、ある時目にしたツイートに「あぁこの方法があったか……」と思わず頷いてしまったのでご紹介します。

 2歳の娘さんのお母さんである“わしは無慈悲な夜の母”さん。ある日のツイートでこんな事を呟いていました。
 
「シルバニアで娘と遊ぶ時、私はいつも礼儀正しい訪問客の設定で『ごめんください、こんにちは、ウサ山です、お邪魔します、これケーキです、おトイレ借りていいですか』等と言う。ママ友がいないせいで子連れで人の家を訪れる機会が乏しく、娘が作法を学びにくいのを補うため。悲しきコミュ障母の工夫…」

 このツイートに共感の声が次々と。元同僚のママ友の家を訪問した後に疲れて寝てしまったという人から「これは素晴らしい」とリプライが返って来たり、同じ様に人と接する事が疲れてしまう、とある母親の人も「自分の社交性のなさと子ども同士の友だち関係や社会性への影響について悩みまくっていたので気持ちがすごくよくわかる」とも。

 「その手があったか」「真似させてもらいます」と同じ様に直接誰かと接するのが苦手な人から賛同の声が上がっています。

 別に母親だから社交的じゃなくてはいけない、なんて事全然ないんですよね。ただ、どこかにお邪魔する時に必要なマナーはやはり親として教えておいた方が後々子供は恥をかかなかったり苦労したりが少なくて済むのかな、と。特に専門職に就いてビジネススキルとは無縁だった筆者、つい最近になってからマナーを教わったり勉強したりという事も増えてそれと同時に今までの無知にこっそり一人で身悶えたりという事も。

 マナー講座やマナー本なども出ていますが、こうした遊びを通して自然によそ様宅への訪問のマナーを覚えるのって、素敵な工夫ですね。

<記事化協力>
わしは無慈悲な夜の母さん(@hidakacacao)

(梓川みいな)