アジア最大のエアショウ、シンガポール・エアショウが2018年2月6日から2月11日まで、シンガポールの首都クアラルンプールのチャンギ国際空港近くにあるチャンギ・エキシビションセンターで開催中です。この初日となる2月6日(現地時間)、シンガポール空軍50周年を記念したF-15SGの特別塗装機がお披露目されました。

 シンガポール初の女性大統領である、ハリマ・ヤコブ大統領も臨席して行われた式典でお披露目された特別塗装機は、スカイブルーを基本に、空軍創設50周年記念ロゴをF-15SGの広大な機体背面に描いたもの。「RSAF50」の記念ロゴは「∞」のような形にデザインされており、ロゴの下にシンガポールの街並みを配置することで、空軍はいつまでもシンガポールと共にあり、街や人々を守り続けます、という意味を込めているとのことです。

金色の上着を着たヤコブ大統領と共に記念撮影する空軍幹部ら(Image:RSAF)

金色の上着を着たヤコブ大統領と共に記念撮影する空軍幹部ら(Image:RSAF)

 垂直尾翼の表側は、機体背面に描かれた空軍創設50周年ロゴなどと同じデザインとなっていますが、内側には今までシンガポール空軍が使用してきたラウンデル(国籍標章)が3種類、使用期間と共に記されています。現在使用しているものは3代目で、1990年から。初代は1968年〜1974年、2代目は1974年〜1990年の期間使用されました。

 このF-15SG「シンガポール空軍50周年記念」特別塗装機は、シンガポール・エアショウで2機のF-16と共に展示飛行にも参加しており、アクロバットチームさながらの迫力ある飛行を見せてくれています。

F-15SGとF-16の展示飛行(Image:RSAF)

F-15SGとF-16の展示飛行(Image:RSAF)

 シンガポール空軍50周年は、2018年を通じて様々なイベントが行われる予定です。

 Image:RSAF

(咲村珠樹)