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 2017年の8月以降、腰痛に悩まされこれまで休載しておりました。不覚でした!されど住んでいる大田区蒲田にて人情厚い近所の口コミにより腕のいい整体師に巡り合い、11月頃からゲームに復帰。

 そこでサバゲー愛好家にふさわしい年末年始の行事はないものか?とスマホをいじっていると発見!都内葛飾区にあるインドアフィールド『ラムラム』(葛飾区東四つ木2-9-7-2F)にて「年越しそば付き大晦日サバイバルゲーム」を開催すると言うではないですか。

 公式ホームページによると普段は昼食の手配はないそうですが、この日に限っては年越しそばがついて会費は3400円。早速申し込みをすませて行ってきました!とはいえ、本稿執筆時点、年も明けてかなりたつ時期。まぁ去年の年末にはこんなことも行われていましたよ!程度にお読みください。

 現地は最寄りの京成立石駅より徒歩15分。

 到着してみると町中の工場風の建物に『サバゲー ラムラム』の張り紙。入ってみるとすでに4~5人ほどの参加者が集まっていました。

 ここのフィールド、最大30名がプレーでき、当日の参加予定者は18名。駐車場は6台だそうです。


 当フィールドは喫煙室と更衣室もあり、この更衣室は男女、どちらが使用してもかまわないそうです。 やがて参加者の方々からお菓子やコーヒーの差し入れも。下町人情が身に沁みます。


 張り紙を見ますと、地元の銭湯マップや周辺の名店ガイドなど、地域で協力し合っている様子も。きっと参加者の中にはこれらの店に立ち寄る人も多いでしょう。いかにも下町の真ん中といった雰囲気。僕も大田区の下町住まいなので親しみが湧いてきます。

 フィールドはベニヤ板を使用したバリケードがメインで、全長は30m。実際にプレーした感触では5m~10m未満の至近距離で敵に出会うことが多く、20m以上の射程をもつ大型の銃というよりは、敵に気づいてからなるべく素早く撃てる小型軽量の拳銃の方が有利なフィールドと言えるでしょう。

 そこで、拳銃で勝負してみたゲームがこれ。

 ルールとしては

・制限時間は10分
・弾が当たった人は自分の陣地に戻り、カウンターを押す。
・僕の所属する黄色チームの方が人数は多いため、常にカウンター傍に一人が待機する状態とし、次のメンバーがやられて戻り、交代するまで待っている人は自分の陣地にとどまる。
・ゲーム終了後、カウンターの数字が多い方が負け。
陣地を交換して表、裏と勝負した結果、赤62対黄色119で赤の勝ち。

 ゲーム中、僕は敵を撃つこともできましたが、味方撃ちもしてしまいました!ごめんなさい!


 さて、昼食の年越しソバです。みんなでソバで乾杯!
大好きなサバゲーをやる中での年越しソバ、気分最高です。

 午後のゲームでは特殊は変化を付けてゲームを面白くする工夫も。チーム替えが行われ、僕は赤チームに変わっています。

 ルールは

・使用する銃は、一発ごとにスライドを引いて撃つ、エアーコッキングという方式の銃のみ。
・フィールド中央に青い台があり、その周辺に赤3本、黄色3本のボトルを置く。
・中央の台に到達したメンバーは自分の色のボトルを台の上に乗せる。その際、乗せているメンバーは射撃禁止。台の上に乗せる作業は必ず一人で行う。
・周辺のバリケードから敵の色のボトルを射撃して倒すのは可能。
・ボトルが3本立つごとに待機しているリーダーが棒で倒し、得点に加算。
・敵弾が当たったら自分の陣地へ戻り、ベルを鳴らして復活

この勝負、赤61対黄色48で僕の所属する赤チーム勝利。

 サバゲー中、このような豪華な装備の拳銃を発見!素早く正確に狙うためのドットサイトと銃の位置を安定させる肩当てのストック付き。あまりにも豪華なので高価なガスガンと間違えましたが、これも一発ごとにスライドを引くエアーコッキング。

 考えてみれば、連続して撃てないのだから余計に正確に狙わなければならないということ。なるほど、納得。

 ちなみに、この年越しゲームには何人かの女性プレイヤーも参加していました。一昔前は男性ばかりのスポーツでしたが、最近は女性参加者も多く、しかも素晴らしい腕前の方が少なくありません。時代を追うごとに多くの女性たちにも愛されているようです。


 こうしてみるとサバイバルゲームという遊び、段々と既存の日本文化に吸収されている様子がうかがえます。最近ではオシャレなサバゲー用衣装も見かけるようになりました。まだまだサバゲーの世界は広がっていきそうです。

<取材協力>
▼葛飾サバゲーフィールド ラムラム
https://lamb-lamb-peacebridge.jimdo.com/

(鉄砲蔵)