お子さんのいる皆さん、プールや海水浴にせがまれたり連れて行こう!と思い立って連れて行ったりってありますよね。それと、ワンオペ育児で自分の体を洗っている時に浴槽に赤ちゃん浮き輪を使っている人もいたりしますよね。

筆者も次女が海水浴デビューの時に、乳幼児用の浮き輪を使っていました。それが悲劇的な事になったり……。

乳幼児用の浮き輪は体がすっぽりとはまりすぎて頭まで抜けないように、股が当たる部分が付いているものが多く見られます。
筆者の次女は、3歳のときにその浮き輪を使って海に入ったところ、波にひっくり返されて真っ逆さまの状態になってしまいました。すぐに気が付いて浜にあげましたが、それ以来小学校に上がるまでは海に近づくことすらできなくなってしまいました。

ネットでも似たような出来事をフェニックスA子さん(@lipton_milk999)が紹介し話題になっていました。
「赤ちゃんに風呂で浮き輪を使ってて、ひっくり返って溺れました。 少しでも赤ちゃんの水の事故が減るよう、どうやって沈んだのかを漫画にしました」というツイートには彼女のブログに綴られたある事故の恐怖が描かれていました。
(漫画はフェニックスA子さんのブログより一部抜粋)

股付きの浮き輪を使うとお風呂でも安心して入ることができるかな、と思い購入するA子さん。ところが、この浮き輪を使って浴槽の中に赤ちゃんを浮かせて頭を洗っていたところ、一瞬にして真っ逆さまにひっくり返ってしまいました。まさにうちと同じ……。その後、すぐにお風呂からあげて様子を見ていたそうですが幸いにして何ともなかったという事です。

ブログには「浮き輪を使うときに、目を離してはいけないというのは、理解している方は多いと思います。それでも、みているから大丈夫……という安易な気持ちで、手を離していました。
使い方によっては最悪沈むかな?ということはわかっていましたが、こうも一瞬で沈むものだとは・・。」と心境が綴られています。

消費者庁でも、こうした事故に関する注意喚起が出されています。ワンオペ育児でのお風呂で浮き輪、確かに便利です。専用の浮き輪も販売されていますが、でも一瞬でひっくり返ることが多くあり、絶対に目が離せないのです。専用浮き輪を販売する会社でも「保護者の方は目を離さず、お子様に手が届く範囲でお使いください。」と注意しています。つまりワンオペ中だからといって目を離していい品物ではないのです。

浴槽でこのタイプの浮き輪を使わせて目を離した隙に溺れてしまった、という事故も何件も起きています。大事なわが子を守るために、目や手はしっかりと離さないようにしていきましょう。

<記事化協力>
フェニックスA子さん(ブログ「プクプクプーちゃん 育児絵にっき」)

(梓川みいな)