昔の少年少女のお口の中を騒がせた『ドンパッチ』(味の素ゼネラルフーズ、1979年発売)というお菓子を覚えているでしょうか。

 炭酸ガスを封じ込めたキャンディーの破片のようなアレです。口の中で弾ける感触が楽しくてはまっていた方も多い事と思います。実は私もその一人。

 大人になって駄菓子コーナーに寄る事もなくなり、気が付いたら2000年に販売終了していた……そんな切ない想いのあるドンパッチ。ところが、そのドンパッチによく似た商品を何と100円ショップ「ダイソー」で発見!!私歓喜!!それが、明治産業から発売されている『パチパチパニック』という商品。

 このごろネットではセブンプレミアムのとろけるクリームのふわころを「ジェネリック萩の月」、ミルク餡まんを「ジェネリック通りもん」と、類似商品を「ジェネリック~」と称することが流行していますが、それにならえばこれは「ジェネリックドンパッチ」といったところ。

 明治産業の過去のリリースでは「当社ロングセラー商品の『パチパチパニック』」と紹介されていたので、それなりに前から発売されているようです。一応、明治産業広報に確認したところ『パチパチパニック』は2007年発売とのことですが、さらにその前には1999年発売の『シュワシュワパンチ』という商品もあったそうです。そのため、”はじけるキャンディ”の国内メーカーとしては老舗の部類。「生産も国内でやっていますよ」というお話でした。

■4つで100円(税込み108円)

 さて、この「パチパチパニック」。ダイソーでは4つ100円(税込み108円)で売られていました。一般には1袋30円(税別)とのことなので、ダイソーでは約1袋分お得といったところ。ちなみにドンパッチはかつて1袋80円で売られていたので、それに比べても安いことが分かります。

 購入したのはグレープ味とコーラ味を各2種。現行では他にソーダ味があるそうですが、購入時には売られていませんでした。中身はというと、はじけるキャンディとラムネ菓子が混ざっていました。ここがドンパッチとは違うところ。

 口に入れると、硬めのラムネの食感と口の中でパチパチと弾ける二つの食感が楽しめます。そして、パチパチ弾ける感覚はまさにドンパッチ!肝心のお味の方は、普通にグレープ味とコーラ味でした。

 ちなみに、湿気を吸うとキャンディの破片がはじける恐れがあるらしいので、よい子は必ずお口の中で楽しみましょう。この『パチパチパニック』はダイソー以外でも販売されています。価格は異なりますが、Amazon他ネット販売でも取り扱いがあるようなので、気になる方は是非探してみてください。

(梓川みいな / 画像・編集部撮影)