突如T-レックスが音楽ホールに登場。客席から起こる笑いと拍手に応えるようにお尻をキュートに揺らしながら歩いてきたT-レックスは応えるように客席へ手を振り、指揮台へあがりもう一度大きく頭をさげてお辞儀。それでも鳴りやまない拍手にタクトを振ってこたえる。そして奏でられたのは最高級のシンフォニー。

 曲がはじまると同時に客席から途切れない笑い。それだけでなくなんだか演奏している楽団も笑っているような。そしてT-レックスが指揮をしているのはジュラシックパークのテーマ曲。しかもタクトを振ればふるほど揺れるしっぽ。クライマックスに近づくにつれ、客席からはお尻ふりふりするT-レックスが目撃できたのでした。

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指揮棒を振るとお尻ふりふりになる

 実はこれ、Comic Con Colorado2017で行われた行事のひとつ。もちろん演奏はアメリカ合衆国コロラド州デンバーを本拠地とするコロラド交響楽団だったんです。4月15日のコロラド交響楽団の記事によると、指揮者はクリストファー・ドラゴン氏。

 彼の3月27日のFacebook(c.j.dragon)には動画もあげられていて、この月はこれ以外にもチャイコフスキーやブラームスの演奏会もあり、とても大変だったもよう。だけど4月28日にはどうやらETの演奏会があり、自転車に乗って登場する彼の動画があがっています。クリストファー・ドラゴン氏ってなんだかお茶目ですね。

【クリストファー・ドラゴン氏経歴】
・オーストラリアシドニー交響楽団の指揮者としてジョシュ・パイクと演奏
・2014年にタイのPrincess Galyani Vadhana Youth Orchestra指揮。
・エストニアのJarvi Winter Academyに参加し、2014年にオーケストラのFavorite Conductor Prizeを受賞。
・多くの有名な指揮者のもとでの勉強し、2015年8月4日に200人の以上の候補者とのオーディションでコロラド交響楽団の指揮者に就任

※画像は動画『CSO – Theme from Jurassic Park』のスクリーンショットです。

(天汐香弓)