いよいよ入学・進級の時期に突入しました。特に今年小学校に入る新1年生は今頃ワクワクドキドキしながらランドセルを眺めている頃かと思いますが、親として気になるのは生まれて初めて「一人で外を歩かせる」こと。

 保育園や幼稚園では充分に交通ルールの講習が行われていますが、それもドキドキワクワクが優先してしまい、つい忘れちゃう子もこの時期に少なくないようです。

 そんな入学・進級のシーズンにあわせ、警視庁と子供大好きのレゴブロックを発売するレゴジャパン株式会社がコラボして、交通安全啓発動画『交通安全 3 つのやくそく』を小学校低学年児向けに公開しました。

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■レゴだから子供も興味津々で見てくれる!

 動画の舞台は「レゴシティ」。レゴシティの街中に潜む様々な危険を避け無事に帰宅するまでがストーリー仕立てで紹介されています。

 まずは当たり前だけど子供はつい忘れがちな「まがりかどにはちゅうい 右左もかくにん」。子供って何度注意しても別のことに集中すると忘れて飛び出しちゃうことあるんですよね。“当たり前だから”こそ改めて子供と見て再確認させたいポイント。

 そして次が、「しんごうは青でわたる 車がとまるのをかくにん」。信号確認は逆に子供だからこそしっかり守りがちなルールではあるんですが……学校の行き帰りになれてくるとつい気がゆるみ「赤信号でもわたっちゃおう!」と走り抜ける子がわりと出てくるポイントでもあります。これも親と一緒に“当たり前”だから再確認して念押ししたいですね。

 最後は「どうろにとびださない どうろであそばない」。飛び出さない遊ばないも一見とても当たり前なんですが、動画では集団でのイメージで紹介しています。一人だと飛び出さないけれどもお友達と遊びに熱中しちゃうと?子を持つ親御さんならもう想像つくかと思いますが大いにあり得る話になっちゃうんです。特に集団登下校時に友達とのおしゃべりに熱中してつい歩道をはみ出すケースがあります。これも一緒に見てさらに口を酸っぱくして注意したいポイントですね。

お友達といると熱中しすぎてあるある案件

■入学・進級時期は幼い子供が「超」舞い上がる

 親としてはこれまでさんざん交通ルールを教え、口を酸っぱくして守らせてきたと思います。ところが学校に行き始めるとこれまで以上にお友達が増え、行動範囲も親が想像するよりはるかに広がります。すると……親と一緒なら守れることが熱中しすぎて守れない事態が増えてくるのです。

 特にこの時期は入学進級に対しウキウキワクワク子供達が舞い上がりがちな時期。筆者の子供も今回の進級で学年が2年生になったというだけで、いつもよりテンション高く舞い上がってしまい、普段よりかなり早くに起きてきます……。「早く学校行かなきゃ!」と一人朝からハイテンション!私が寝てる時間なのに……。

 そんな時期だからこそ改めて子供と一緒に確認したい交通ルール。レゴブロックを使うことで子供の興味を引く内容になっていますので、低学年の子を持つ親御さんはお子さんと一緒に改めて交通ルールを確認してはいかがでしょう。交通ルールは念を入れすぎても損することはないはずですから。

(栗田まり子)