「泊まれる本屋」をメインコンセプトに2015年に池袋にてオープンした訪日外国人観光客や国内旅行者向けのホステル『BOOK AND BED TOKYO』の2店舗目で『BOOK AND BED TOKYO 京都店』が京都市祇園に12月2日オープンします。今度のコンセプトは「ビールの飲める泊まれる本屋」。

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館内の様子
宿泊スペース

 同店は「本屋」をコンセプトにしながら本の販売は行っておらず、宿泊者に提供されるのは宿泊できる空間と館内にある本を自由に読める権利。つまり「本を読む極上の空間」。筆者個人的には本屋というより、図書館の方が近い感覚なのかな。と感じています。でもどちらにせよ大量の本に囲まれ過ごせるなんて本好きにはたまりません。そして館内にはバースペースが設置され、京都産を中心に数種類の地ビールが宿泊者に販売されます。

バースペース

 人気デザイナーが手がけた内装は、本棚の中にベッドが埋め込まれており、まるで本棚の中にある秘密基地。また、最大5000冊が収納可能な本棚が島のように設置されています。

 ブックセレクトは「活字中毒者」からの支持が高い恵文社一乗寺店が担当。ほろ酔い気分になって読書をしながらうつらうつら寝落ちする……そんな幸せな体験を自信を持って提供してくれるそうです。

 予約開始は11月25日正午から。宿泊料金は4800円から。宿泊せずに館内の空間を気軽に楽しむことのできるデイタイムプラン1時間540円から(デイタイム時間内フリータイム1620円から)も近日スタート予定だそうなので、我こそは、という人はチェックしてみてくださいね。
※掲載価格は全て税込みです。

宿泊施設二階部分

(文:貴崎ダリア)