日本語以外の言葉をペラペ~ラ喋ってみたいと一度は誰しも思うはず。

 でもそんな願いを叶えるのはひたすら努力あるのみか、『ドラえもん』に登場する「ほんやくコンニャク」の実現化まで待つしかなかったわけですが……そんな後者の他力本願派の皆様に朗報です!

【関連:『ドラえもん』の秘密道具「たずね人ステッキ」を現代技術で再現】

リリース画面より

■まるでひみつ道具みたいな「メガホンヤク」

 この度Panasonicが喋った日本語を英語、中国語、韓国語と翻訳してくれる多言語音声翻訳サービス『メガホンヤク』を12月20日から提供開始するそうです!このニュースは瞬く間にネット中で話題となり、「ついにここまで来たか……!」「これこそ未来デパートに売ってるやつ」「パナえもんやるな!」と話題になっています。っていうか、パナえもん……。

■一般販売されるんじゃなくて、イベントやホールでの提供

 ただし!これは一般販売されるのではなく、空港、港、駅などの公共機関や展示会、イベント、ホールやスタジアム、テーマパーク、観光地など人が集まる場所での使用を想定しているために公共機関や様々な業界の法人向けに36ヶ月契約での提供になるそうです。なんだかじらされてる感……。

 メガホンヤクにはあらかじめ約300の定型文が登録されており、全体で約1800パターンの文章が利用可能。また、クラウドを経由して定型文を追加したりソフトウェアのアップデートも可能なんだそうですよ。

説明

 近年、スマホではタッチパネルが当たり前となりデータはクラウドにポンと預けていつでも取り出せるようになり、ゲーム業界では「PSVR」が発売されてバーチャルリアリティーが自宅でも楽しめるようになったことなど、一昔前にはSFでしかなかったことが徐々に現実のものとなってきています。

 来年はもっと驚くようなSF的ガジェットが誕生してるかもしれませんね!

▼参考
Panasonicリリース

(文:大路実歩子)