山梨県にある金精軒でしか食べることのできない水信玄餅。
常温で置いておくと30分で溶けてしまうという幻の名菓ですが、持ち帰れないのなら自宅でつくっちゃえという人が続出しています。

というわけで今回は寒天でもゼラチンでもなく、透明度が高くて扱いが簡単なアガーを使って水信玄餅のような夏向けお菓子、黒蜜で食べる水ゼリーをつくってみましたよ。

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水信玄餅みたいな水ゼリー

■写真撮影は時間との勝負

材料はアガー15g、水2カップ、黒蜜だけ。
水にアガーをある程度溶かしこんだら火にかけて2分ほど熱し完全に溶かします。粗熱を取ったら型に入れ、冷蔵庫で冷やします。固まったら取り出して黒蜜をかけてめしあがれ!

水にアガーをある程度溶かしこんだら火にかけて2分ほど熱す
型に流す

今回は記事に掲載するため完成直後の食べる前に写真を撮りましたが、小さいサイズが撮影中に少しずつ形がゆるくなってる感じ!あわわわ、さすが水ゼリー。大急ぎで食べないと!とりあえず冷やした器に放ちなおしました。

撮る先から溶けてく感じ
氷水に放つとより涼やか

肝心のお味はというと、砂糖を使っていないので超低カロリーなんですが、黒蜜の甘さとコクでボリュームたっぷり、おなかもいっぱいになりツルンとした感触が癖になりそうです!
腹持ちがよく満足度も高いために、どうやら体重管理をしなくてはならない妊婦さんに人気なんだとか。もちろんダイエットにもうってつけです。

何と言っても見た目がキラキラしてまるで宝石のよう。絶対的に見てるだけで涼やかです。これから暑さが続きますが、こんな目にも涼やかなお菓子で、さらっと暑い夏をうまくかわしてくださいね。

※今回はスライムのアイストレーを使用しています。

(文:大路実歩子)