リリースされて1週間が過ぎた『ポケモンGO』ですが、あちこちに設置されたポケストップで貰えるタマゴを孵化させるために仕事で利用しているフォークリフトに乗ったところ、移動距離の全てがタマゴに加算され孵化させまくっているという人の2chへの書き込みが話題になっています。

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ポケモンGOの画面

タマゴには2km、5km、10kmの3つの種類があり、それぞれの距離を移動すると孵化する仕組みです。孵化するポケモンの中にはレアなものも含まれているために、いかに効率よくタマゴを孵化させるかが議論されています。

しかし、『ポケモンGO』はあくまで歩いてプレイすることを前提としたゲームであるために時速10km以下でないと移動距離として判別されないと言われています。

卵の詳細

というわけで、筆者が実際に様々な乗り物に乗って実験・比較してみました!

■自転車 5km/h~15km/h

ロードバイクやクロスバイクのように高速で運転するタイプの自転車だと距離が加算されない可能性がありますが、ママチャリで1kmほど住宅街を走行してみたところ、ちゃんと1km分タマゴに加算されていました。

しかし運転中に画面を見ることはできない上、ポケストップがある度に停車しなければならず、この炎天下の中では辛いかも……。しかも、『ポケモンGO』リリース日から何度もプレイ中と思わしき自転車に乗ったポケモントレーナーに衝突されそうになりました。自転車は移動するだけにして、移動中に画面を見るのはやめてほしいですね。

■自動車 ~60km/h

時速10kmを大きく上回っているために意味がないと言われているものの、渋滞に差し掛かったり交通量の多い繁華街を通過したり、信号で再々停車するために10kmほどの走行距離中1km分はタマゴに加算されていました。
また、速度が速いためにポケストップに差し掛かってもすぐに通過し「ポケストップへ近づいてください」と表示されてしまうことも。
もちろん、車を使いプレイする場合は必ず自分以外の人が運転するようにしてくださいね。

■路面電車 約12.8km/h

路面電車が最強です! 今回乗った路面電車の時速は13km弱だそうですが、乗ったうちほとんどの距離が加算されました。繁華街に近く停車駅やポケストップも多いため、プレイ中に事故に合う心配もなく効率的にタマゴを孵化させたい人にはダントツでオススメです! プレイする場合は周りの人に迷惑をかけないようARモードをオフ(ポケモンと対峙する際のカメラをオフに)にして、あちこち向かないでもポケモンをゲットできるようにしましょう。

路面電車

■バス   ~60km/h

停留所で停車するものの、入り組んだ道を通ることも多くポケストップを通過することが少なかったです。2キロほど乗りましたが、そのうちタマゴに加算されたのは700m分でした。あまり効率的とは言いづらいかも。

■(番外編)レコードプレイヤー

自宅にいる間でも距離が稼げるという情報があり、実際に自宅にあったレコードプレイヤーで試してみたところ10分で20m~30mしか進みませんでした。プレイヤーの円周と回転速度から計算すると10分で60mほどしか進まない上に、同じ場所をぐるぐる回っているためにGPSが確実に記録してくれず、結局はこの結果。歩いたほうがマシです。

■その他こんなものも…

セグウェイ
電動自転車
ローラースルーゴーゴー
三輪車
車イス
水平型エスカレーター
プラレール
原付バイク
スケートボード
ローラースケート

Twitter上でタマゴを孵化させる乗り物で上がっていたものを集めてみましたが、乗りながら安全にプレイできてタマゴも孵化させる場合はやっぱり路面電車が最強のようです。

ただし、路面電車によって速度が違い、例えば東京急行電鉄の場合は時速17km弱あるそうなので必ずしも全ての路面電車でタマゴに距離が加算されるとは言えませんが、ぜひお近くに路面電車が通っていたらお試しくださいね!

(文:大路実歩子)