ミリタリーな話題をマニア目線でお届けしている、鉄砲蔵の「ミリタリー魂」。今回は吉本興業の女芸人と声優それぞれを総大将にすえ、黄色、赤に別れて行うサバゲー大会『GALLPO祭』を取材してきました。

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芸能界女子サバゲー部の対抗戦に潜入!吉本女芸人VS声優

例年は年末年始のサバゲーイベントに参加しレポートしているのですが、昨年末から今年はじめにかけての温度変化のせいか体調を崩していました。そろそろ年でしょうか。
それでこの所休日は映画、博物館、すでにレポート済みの秋葉原ASOBIBAでサバゲーとゆるゆる過ごしていたのですが、インターネットSNSのイベント通知機能を通じて通告が来ました。

GALLOP社製品のバイオBBのみを使用したサバゲー大会『GALLOP祭』のお誘いが!単にBB弾の使用を限定するだけでなく、黄色組「らんまるぽむぽむタイプα」VS赤組「戦え!ぴっちょりーな」という対抗戦で実施するようす。

■芸能界の女子サバゲー部が本気出して対抗戦

どちらもミリタリー品即売会やサバゲーで時々お会いする方々。本気でサバゲーを趣味として楽しむ傍ら、芸能界で奮闘する女性です。

しかもサバゲー終了後、「ぽむりーなサミット」と称して台湾料理店で、二人を交え食事しながらサバゲーの話題で盛り上がろうという企画も。

最近サバゲーは芸能人の間でも流行りつつあり、女性も珍しくなくなりました。そんな中の女同士を大将とした対戦、どうなるか楽しみです。

ツイッターでそれぞれが自己紹介するところによると

▼らんまるぽむぽむタイプαさん
ミリタリー好きガスマスクタレント。吉本の傭兵。生まれは三菱重工業製です。サバイバル生活をしています。

らんまるぽむぽむタイプαさん

▼戦え!ぴっちょりーなさん
戦う新人声優!!趣味はサバイバルゲーム&リトルカブ。
サンリオ商品CMナレーション/「孔雀王」アニメPVヒロイン阿修羅役/TBSアニメ「ぐでたま」声優/ALPHA INDUSTORIES広告モデル/などであります。

戦え!ぴっちょりーなさん

うーん、とりあえずALPHA INDUSTORIESの製品を愛用しているし、一度秋葉原ASOBIBAで対戦したことがあるということで、ぴっちょりーなさんの赤組で参加。

場所は千葉県佐倉市のバトルシティーユニオン。最近はタクシー会社もこの辺りのサバゲー場はほとんど把握しているようで、サバゲー場の名前を言えばほぼ問題なくたどり着けます。

今回、駅、フィールド、台湾料理店をタクシーで回りましたが、それぞれ料金は

JR佐倉駅→バトルシティーユニオンで2530円
バトルシティーユニオン→台湾料理店が2710円
台湾料理店→JR八街駅が1450円
でこの日のタクシー代が6690円となります。

さて、現場の条件としては駐車場の要領はおよそ100台、銃の準備や着替えをするセーフティーゾーンもおよそ120人は収容できそうです。フィールド面積はおよそ60m×60mで、酒場や商店街を模した囲いの建物が密集するフィールドとなります。

■仕事と関係なくガチでサバゲー好きな女芸能人二人

沢山の人が集まってた

まず現場に到着してみると目に付いたのはギャロップBB弾の販売でジャンケンセールが行われており、販売スタッフとジャンケンして負けるかあいこなら1 kg分を、勝ったら同じ値段で1.2 kgに増量と言うもの。今回のゲームは機関銃を弾数無制限でいくらでも撃っていい、という久しぶりのゲームなのでこういうサービスは有り難いです。

販売ブースではジャンケンイベントが

今回、それぞれ大将を務めていただく両名。ガスマスクに白いセーラー服がらんまるぽむぽむタイプαさん、紺色のセーラー服が戦え!ぴっちょりーなさん。
ここ3年ほどで女性にサバゲーは流行り出しましたが、それ以前、サバゲーは女性にはいい印象を持たれていませんでした。そこで今回、本気で二人がサバゲー好きなのか探りをいれてみることに。

「もし大富豪の御曹司に『サバイバルゲームやエアガンの趣味を一切やめるなら我が屋敷にお招きしよう。』などと持ちかけられたらどうします?サバゲーを捨てて大富豪の元に行きますか?」
両名の答えは

▼らんまるぽむぽむさん
「悩むけど、相手の趣味を否定する人はそもそも好きになれない。私はガスマスクファッションも趣味。歴代の彼氏もガスマスク趣味にハマって巣立って行きました。」

▼ぴっちょりーなさん
「ムリ!趣味を辞めろと言われても・・・一緒に楽しんでくれる人がいい。」

仕事や宣伝でしているわけではなく、お二人とも本気でエアガン、サバイバルゲームが好きでやっているようです。お二人に限らず、フィールドにいる女性はみな「楽しい!」って言ってくれます。おじさん嬉しいです!

■今回は情報戦も!無線機持参が呼びかけられた

さて、この記事シリーズ恒例のサバゲー動画。当日の参加者は175人。

引き金を一回引く毎に一発ずつ弾が発射されるセミオートのみのゲームやフィールド中央に置いたポリタンクを相手側にお互い押し合い、15分の制限時間終了時点で少しでも相手側に押しやった方が勝つゲームなど、色々ルールを変えてゲームをしましたが、中でも個人的に活躍できた1復活戦の動画を紹介。

このゲームは15分ゲームで、開始後10分以内ならぴっちょりーなさんとタッチをすれば何回でも復活でき、残りの5分は一回死んだら復活なし、終了時に復活回数の少ない方が勝利と言うもの。

▼サバゲー動画
https://youtu.be/nXwLveusSh0

当日はFacebookを通じてぴっちょりーなさんが呼びかけて、もし持っているなら無線機を持ってきてほしいと言うので特定小電力無線機を持って行きました。この無線機、別名特小トランシーバーとも言い、20年ほど前に僕が遊園地のアルバイトで使用してサバゲーでも充分な性能と考え、当時所属していたペンギン村というサバゲーチームに持ち込んで使用していました。念のため処分せずに取っておいたのですが、久しぶりに役に立って良かったです。
動画中ぴっちょりーなさんが自分の位置を無線で見方に通知し、敵に攻められている箇所の情報交換しているのがわかります。久しぶりに味わうスリルでした。
この試合はぴっちょりーなさん側の勝利でした。

■フィールドに来ていた参加者 親子連れから衣装をあわせたカップルまで

次にフィールドにいらしていたユニークな方や男女連れの方々を紹介。今回のゲームでは取材させていただいた方々、全員顔出しOK。非常に嬉しく思います。

目玉リング付き銃

ゲームの合間にぽむぽむさん、ぴっちょりーなさん、両名の銃を見るとなんとユニークな目玉付き。まるで銃がアニメの様に擬人化されて見えます。

参加者にいた赤いシャツの方も同じように目玉を付けていたので、その目玉についてお聞きしてみると、この方が今回のイベントとは別のバザーにて百数十円で購入。本来指に付けて遊ぶものを銃口に取り付けるものとしてぴっちょりーなさんにプレゼントしたところ受けたとのこと。この方も顔出しOK。僕が始めた頃より銃のイメージが変わって行くがそれも良いとしましょう。それだけ多くの人々にエアガンが愛されているということですね。

目玉銃を考案した天才
こういう遊び心大事!

奥さんとお子さん連れでの方も。ご結婚前から旦那さんがサバゲーをやっており、奥さんも特に気にしなかったとか。旦那に好きなことを大いにやってもらった方がいいそうですよ。この方も顔出しOK。

可愛い親子連れ。今や家族でできるスポーツです。

カップルだと黒服で合わせたカップル、迷彩服のカップルと参加していました。それぞれ話を聞いてみると?
黒服のカップルは女性の方が彼氏に誘われてサバゲーに初参加。初めてのサバゲーに夢中になり、すっかりハマったそうです。この方々も顔出しOK。将来、「サバゲーで出会って結婚するカップルも出るといいね。」なんてはなしていました。
迷彩服着用のお二人は夫婦で、こちらも夫が元々やっていたサバゲーに奥さんも誘われて参加。最近こういう男女連れをよく見かけるようになりました。この方々も顔出しOK。

黒服衣装であわせたカップル かっこいい
迷彩服はご夫婦。気合い入ってます。

次にフィールドで見かけたベテラン勢もご紹介。
薄茶色の服の方は54歳。最近、体力の衰えを感じるものの、若い人に誘われることなんか滅多にないと今回、参加したそうです。大体月一回のペースで参加とのこと。緑色の方は自衛隊装備着用で50歳。ご自身は自衛官ではないものの、自衛官の知り合いは多くいるとのこと。サバゲー歴は25年。僕の他にもサバゲー歴20年以上の方がいらしたとは心強い。サバゲーって世代を超えた交流の場になっているようですね。

デザートパターンを着用
自衛隊装備の方

さて、ゲームを終えた夜はお待ちかね、お二人のタレントが主役のご歓談、「ぽむりーなサミット」開始となります。意外なことにぽむぽむさん、ガスマスクをしたまま会場入り。フィールドからそのマスクのまま来られたそうです。素顔は秘密のようですね。
飲み会中、やはり話題はサバゲーや装備品の話。らんまるさんとの話はガスマスク中心でした。

ぴっちょりーなさんともサバゲーの話。僕自身、よくサバゲーを始めようとする方から「どこかのチームに所属しないと参加できないのか?」という質問をよく受けるのですが、その話をしたところ、ぴっちょりーなさん自身も時々一人で、秋葉原のASOBIBAに行くことがあるそうです。女性が一人でサバゲーする時代になった。いい傾向です。

今回参加してみて思ったのは、特別なイベントのない普段のサバゲーでは70人~80人くらいですが今回の参加者は175名。やっぱり芸能人パワーってすごい!ということ。この調子で芸能界にサバゲー愛好家がどんどん増えて行くこと期待しています!

▼参考
GALLOP(Facebook
ギャロップ祭、らんまるぽむぽむ&ぴっちょりーなトークショー(YouTube)
バトルシティーUNION(HP

(取材:鉄砲蔵)