とても個人的なことなのですが、息子が1歳くらいの時から時折パンツのなかに片手を入れたり、パンツの上から股間を触るクセが気になっています。何度やめさせようと注意しても、気づけばすぐにの繰り返し。

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パンツに手を入れる

そういえばと思い返せば、うちの父も同じような仕草をよく風呂上がりにしていたような?男性特有の癖なのか、それともDNA的なものなのか。この疑問を解くヒントが英国メディア『metro』で報じられていました。

心理学者のVanessa Van Edwardsさんによると、この行為は悪いクセではなく意味がきちんとあるものなのだとか。

そもそも男性の睾丸の中には精子がいますが、体温36度前後から37度くらいに対し睾丸部分は33度ぐらいが理想。しかし居場所は普段衣服やパンツにつつまれているので、自在に温度調整ができません。そこで男性は無意識のうちにポジションチェンジやパンツに手を入れ、温めたり冷やしたり通気をしたりし快適温度を保っているそうです。

つまり男性が股間を触るのは「クセではなく男性がもつ“習性”“本能”」というわけらしいのです。また、外的脅威の多かった狩猟採集時代からの進化の名残から、触れることで「(子孫を)保護する」という保護本能が働いているのではないかとも指摘されています。

なるほど考えたこともありませんでした。股間を触ることで温度調整をしたり子孫を守っていたりしたなんて……。見た目すごく悪い印象ですが、意外に崇高な理由があの行為には秘められているようです。

うちの父の場合は陰金をわずらっていたので、別の目的もあったような気もしますが、息子については1歳の頃からなので「男性特有の習性」と言われると納得がいきます。
知らずに注意してしまったことを猛省です。でも人前でギューッってさわるのはなぁ。と色々考えてしまうところです。せめて人前では控えるよう、今度は教えてみようと思います。

(文:栗田まり子)