2月10日はニートの日だそうです。

そもそもニートという言葉が世間的に認知され始めたのは2004年頃のこと。イギリスがその名前の発祥地であり、「not in education, employment or training(教育機関に所属しておらず、雇用もされていなくて職業訓練もしていない)」の文節の頭文字を取ってNEETとしたのが始まりです。

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画像:ぱくたそより( 朽木誠一郎さん)

日本における厚生労働省の定めるニートの定義は、「15~34歳の非労働力人口の中から、学生と専業主婦を除き、求職活動に至っていない者」とされていて、いわゆる「家事手伝い」についてはニートに含まないそうです。

現在の日本における大体のニートの数は2014年のデータで約56万人、35歳から39歳のいわゆる年長ニートを含むと76万人になるそうです。
そしてニートにならざるを得ない理由の約3割は病気やケガのためだそうで、その他理由でニートをしている人は前述の理由を含めて半数にも上ります。

そんな社会からの視線が厳しいニートですが、最近はレンタルニートなるサービスまで登場しています。

レンタルニートとはNEET株式会社代表取締役の仲陽介さんをはじめとする、ニートの皆さんを1時間1000円でレンタルできるというサービスだそうです。
レンタルして可能なことは、「一緒に遊ぶこと」なのだとか。交通費やレンタル中にかかる飲食代などは全て利用する人の負担だそうですが、友達と遊びたいけど肝心な相手がいない、という人にはうってつけのサービスじゃないでしょうか?
レンタルニートの様子は公式ブログで見ることができますが、ランチに行ったり飲みに行ったりしていてなんだかすごく楽しそう……。仕事に疲れていて友達とオフの日時がなかなか合わない人や気軽に楽しい時間を過ごしたい人なんかには、めちゃくちゃ需要あるみたいですね。

ニートの日はレンタルニートをレンタルしてもよし、自分で勝手に1日ニートをしてもよし、ぜひぜひフレッシュな気持ちで自由な1日を過ごしてくださいね。

▼参考
内閣府『平成27年版 子ども・若者白書(全体版)』
NEET株式会社のレンタルニート

(文:大路実歩子)