月刊アフタヌーンで掲載されて人気を呼んだ漫画『臨死!!江古田ちゃん』の作者であり、現在同雑誌で『あさはかな夢みし』を連載中の瀧波ユカリさんのツイートをきっかけに、この寒い時期擬物化された「たんぽ(湯婆)」のハッシュタグが話題です。

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瀧波さんが「みなさんのレビューをお寄せください」と呼びかけたのは「#子たんぽレビュー、#夫たんぽレビュー、#妻たんぽレビュー、#犬たんぽレビュー、#猫たんぽレビュー」の5つ。

これらにハッシュタグ(#)がつけられて現在Twitter上で話題になっているわけですが、何のことかと言いますと、布団の中で添い寝したときにまるで湯たんぽの代替品のようになってくれる子供だったり夫だったり犬だったりする対象のことを指して商品レビュー風に語っているのです。

それにしても言い得て妙なこの例え。
瀧波さんご自身もまずは#子たんぽレビュー と#夫たんぽレビュー をアップしていらっしゃいました。

それによると子たんぽはどうやら夜泣きなどが大変だったけれど絵本などを読み聞かせてあげると落ち着いてくれるそうで、実に微笑ましくお子さんへの愛情を感じることができました。

さて、このたんぽ擬物化ハッシュタグ、Twitterではどんな反応かと言いますと、予想通り犬たんぽや猫たんぽについてはAmazonなどのレビューに準えて☆5や☆4の高評価が目立っていました。加えて、子たんぽの場合は母性を感じる優しくて温かいものが多数。

しかし、#夫たんぽレビュー に関しては辛辣なものが多く、子たんぽをゲットした機会に乗り換えていたり騒音などの不具合により仕舞っているという声が多くあったりと、寒い冬にさらに心まで凍てついてしまいそうなものがちらほら。
では逆に#妻たんぽレビュー はどうだろうと調べてみたところ、ごくごく少数しかアップされていませんでした。

この結果を鑑みてみるために新婚の友人に聞いてみたところ、
「夫たんぽ? 結婚しちゃうとやっぱり気恥ずかしさもあって特にtwitterなんかのオープンな場では「夫たんぽ最高!」なんて書けないよね。実際はうちみたいに寝るときはぎゅっとしてる、なんていう夫婦は結構いると思うけど。あと、本当に夫婦仲がまずかったら夫たんぽレビューなんて書かないと思うよ」
とのご意見。つまり世間の奥様方は本当にそう思っている反面実は旦那様への愛情に溢れているのだと気づかされました。

瀧波さんが提唱されたのは5つのたんぽでしたが、この他にも恋人たんぽなんていう熱々のものもありえるよね……と思いつつおなかの上に犬たんぽを乗せて冬将軍討伐にいそしもうと誓う筆者でした。

▼協力:
瀧波ユカリさん(@takinamiyukari

(文:大路実歩子)