1989年公開のSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』。その劇中で、主人公のマーティ・マクフライがタイムスリップして到着したのが2015年10月21日という設定になっています。そう、タイムマシンの『デロリアン』でマーティ達が過去からやってきた日なのです。

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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2

あれから26年。当時映画を観ていた子ども達も今や40前後。つやつやだった手肌も多少老化が見え始め、人によってはグッバイ頭髪を泣く泣くせねばならず、さらにそろそろ通称『第3次成長期』の「中年太り」に突入する時期。中にはすでに突入済みという早熟な方もいることでしょう……。

そして2015年の今と言えば、映画とは違い、デロリアンもなければ、実用化されたホバーボードも登場していません!

一応ホバーボードはHENDO HOVER社がネットを通じ出資者を募って開発し、2015年10月出荷予定であることが発表されています。ただ、映画の中のように自由自在に乗りこなせるというものではなく、また130万円もするため、実用化にはちょっと遠い様子。あの未来はまだ少し先にあるみたいですね。

こうした事情を察してか、なんと!デロリアンの開発者であるエメット・ブラウン博士(通称ドク)のメッセージ映像が公開されています。
以下がドクのコメント全文です。

「なんてことだ 私の計算が正しいなら―
今は2015年10月21日のはず “未来”がついに来た
予想とは違うが それでいいんだ
君の未来にはまだ可能性があるってことだから
未来は自分で作るものだぞ 毎日を大切にな」

確かに予想とは未来(現在)は少し違っていますが、ドクからのメッセージにはいつの時代も励まされるものを感じます。子どもの頃には未来の夢を、そして大人になった今は次へ向けて進む勇気を。素敵ですね。

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なお、最後ではございますが、マーティ達が到着するのは『2015年10月21日午後4時29分』といわれております。ただ、映画の舞台は米カリフォルニア州なので時差を考慮すると日本時間は『10月22日午前8時29分』になるという話も。

※当初掲載していた「ドク博士」という呼び方について:ネット上で広く使われているのを確認していたためそのまま使用しておりましたが、ファンの方からご指摘をいただきましたため「ドク」と改めて統一いたしました。