今週に入りいくつかのテレビ番組で『宿題代行サービス』に関する特集が扱われています。
宿題代行サービスとは、名前そのままで宿題を代行してくれるサービス。

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各番組によると価格はドリル1冊7000円から、読書感想文は1枚400字詰めで小中学生2500円から・高校生3000円から、自由研究は1万3000円から、絵は1万8000円からなどと紹介されています。

読書感想文の場合には、子供が書いた内容に見せるために使う漢字や表現を工夫し、さらには本文をメールで送って子供自身が手書きで書き写すよう指導したり、絵の場合には子供の作品らしく見せるためにわざと崩して描くなど工夫しているそうです。依頼してくるのはもちろんほとんどが親。中学受験などを控え、塾通いで忙しい子供のために依頼するケースが多いとのこと。

7月27日に放送された『ノンストップ!』(フジテレビ)に登場した業者の方によると、昨年テレビで紹介された影響もあり今年は「3~5倍」依頼が増加しており、夏休みの宿題については昨年は夏休み最後の駆け込み依頼が多かったものの、今年は夏休み前から依頼が入っているのだとか。

29日にも『スッキリ!!』(日本テレビ)で特集が放送され、司会の加藤浩次さんが業者を頼る親のことを「バカな考えですよ!」と強く批判し、「汚い言葉を使ってすみません」と謝罪する一幕がありました。

こうした報道をうけネットでは「宿題はちゃんとやったほうがいい」「甘ったれんな」「宿題は内容が問題ではなく、一人でやりきる事に意味があるのに」「子供の事をちゃんと考えてない親がすること」「バカ親」といった批判から、現役の学生と思われる人たちからは「宿題減らして欲しい」「宿題代行頼みたい!」という賛成する意見と賛否両論あげられていました。

(文:栗田まり子)