firestorage Twitter Yahoo!Japanが提供するプロモーション広告サービス『Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)』が、オンラインストレージサービス『firestorage』のURLを公開し問題になっている。

 ことの発端は『リスティング広告 運用支援』とういサイトが23日に投稿した『YDN「広告配信先レポート」が「firestorage.jp」のダウンロードリンク晒して炎上案件か?』という記事。
この記事は投稿されるやSNSを通じて一気に広まり、Twitterでは3千RT、Facebookでは2千シェアがつけられている。

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 記事によると、YDNサービスがつい最近導入した「広告配信先レポート」というサービスで、広告が表示されたサイトURLがレポートとして受け取れるようになったのだという。

 しかしそのレポートの中に、firestorageのアドレスが含まれており、アドレスを確認すると、他人がアップロードしたデータがダウンロードできる状態で確認できたそうだ。

 firestorageは、電子ファイルをネットを介して他人と共有したいときに使うサービス。サイトにアクセスし、そこにデータをアップロード、そしてURLを相手に教えるだけで、容量の大きなファイルを簡単にやり取りできるのが特徴。
基本、会員登録の必要もなく、利用料は無料。そんな手軽さもあり、一般の方はもとより多くの企業でも利用されている。

 アップロードした後発行されるURLには、ランダムに発行された40桁ほどの英数字が含まれるため、基本的には「URLを知る人」しか見ることができない。不安な場合にはパスワード設定機能も用意されている。

 しかし利用者の多くは、「URLを知らなければ他に漏れることはない」と信じ切っているため、パスワードをかけず企業の重要情報などを気軽にアップロードしてしまう人が後を絶たない。

 そこに来て、YDNが広告表示先のレポートサービスを開始。そしてたまたまYDNを導入していたfirestorageのURLがレポートとして広告主に報告されてしまったようだ。

 この件についてYDNは23日13時頃、公式サイト他を通じレポート機能停止についてのみ発表。詳細、一連については23日16時時点まだ報告がされていない。

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 またURLを公開されてしまったfirestorageは23日15時に、Twitterを通じ「firestorageのダウンロードURLが閲覧できるという連駱を広告配信委託先から受け、 直ちに該当のネットワーク広告を削除しました」と対応を報告している。

参考・引用:
リスティング広告 運用支援『YDN「広告配信先レポート」が「firestorage.jp」のダウンロードリンク晒して炎上案件か?』
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