謎の櫓インターネットサービス「Google」では、様々なツールが提供されています。
その一つにあるのが「Google Earth」と呼ばれるバーチャル地球儀ソフト。世界中の衛星写真を見ることができるのが特徴ですが、そのある場所で謎の建造物を発見しました。

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Googleアース


場所は出雲大社。どうしてこんなことになったかは不明ですが、CGで作成された櫓が勝手に設置されています。しかも鐘みたいなものまで……。
記者が数週間前確認したときには気づかなかったため、恐らくここ数日もしくは数週間内に設置されたものだと思われます。

突如あわられたこの櫓に戸惑いつつ、何故こんなことになってしまったか調べてみたところ、どうもこの建物は2009年にGoogleがリリースした「Googleビルディングメーカー」で作成されたもののよう。※
「Googleビルディングメーカー」はGoogle Earth上に建物の3Dモデルを作成するWebツール。作成した3Dモデルを保存してGoogleに申請すると、審査され審査が通ったものは実際にGoogle Earth上に設置されるというサービスです。
しかし、今回のこの建物。現在は存在しないものですし、どう考えても2000年位前の建物です。

謎は深まるばかりですが、恐らくこの建物の元ネタ、古代の出雲大社の建物を参考したような?でも、実際の古代の出雲大社は、前部分に長いスロープが付けられており、こんなハシゴがついた普通の櫓ではありません。

今後Googleではこうした過去の歴史的建造物もGoogle Earth上に設置していくのでしょうか?他にも似たような場所を探してみましたが、今回のような2000年前の建造物が設置された例は他には見つかりませんでした。
何かのエラーなのか、それとも誰かの悪戯なのか、Google Earthの新しい仕様なのか……。新しい情報が入り次第、追加記事で紹介していきます。

謎の櫓

参考
Google Earth「出雲大社」検索結果
http://goo.gl/maps/82h9j
Google ビルディングメーカー
http://www.sketchup.com/intl/ja/3dwh/buildingmaker.html

※誤字を訂正しました。衛生⇒衛星(訂正一箇所)
※「Googleビルディングメーカー」は2013年3月に廃止されています。そのためこのモデルは「SketchUp」で制作された可能性があります。ただし、廃止前に申請された可能性や実際の使用ツールがどちらか判断できないため記載をそのままにしています。ご了承ください。