エアロスミス来日中の世界的ロックバンド「エアロスミス」のボーカル、スティーブン・タイラー氏が15日深夜、梅田の街に突如降臨しインターネットを中心に話題を集めた。

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エアロスミス


目撃情報によると、梅田付近を一人でお散歩したり、ドンキホーテ十三店ではお買い物を楽しんでみたり……とにかく大阪の夜を満喫していた様子。しかも気づいた人からのサインや握手には気さくに応じていたという。

 
そして、この「夜のお散歩」。これだけにはとどまらず、ちょっとした夢をある若者達にプレゼントしていたのだ。

話題の中心になっているのは「イーゼル芸術工房」というバンド。彼らは、手塚治虫や赤塚不二夫らがかつて暮らしていた「トキワ荘」にならい、メンバーが一つ屋根の下で暮らし互に切磋琢磨しつつ、路上ライブを中心にバンド活動で得たお金で生計をたて暮らしているという。

そんな彼らが、普段どおり梅田の路上でライブを行っていたところ、ひとりのギャラリーがふらっと立ち寄ったそう。よく見ると、なんとその人はスティーブン・タイラー。
彼らの音楽を聞いたタイラー氏は、その音楽性を絶賛。そして飛び入りでセッションし歌声まで披露したらしい。

偶然にもその場に居合わせたギャラリーはまさに福耳。勿論タイラー氏と気づいた人も多かったようで、中には一緒に写真を撮ってその時の様子をFacebookなどに投稿した人もいた。

そしてそれだけならまだしも、その日一緒にセッションした「イーゼル芸術工房」のメンバーを翌日のライブに招待。和気あいあいとメンバーらと写真をとったりハグをしたりしてその場を去っていったという。

と、話はここで終わらず。翌日、実際にライブに訪れたメンバーらをターラー氏は大歓迎。楽屋にまで招いて、メンバーらと楽しい時間をすごした。

このことについてイーゼル芸術工房のメンバーの一人は次のようにコメント「お金も人気もない私たちと路上ライブして下さったエアロスミスのスティーブンタイラーさん 翌日コンサートにご招待頂きウクレレでセッション!! 私たちの音楽をあり得ないほど褒めて下さり、メンバーを抱きしめて下さいました 涙が出ました>_< 」(引用元  まついかな@matsuikana)。

苦しい生活を送りつつも、“音楽”という夢にかける彼らの真剣な姿にタイラー氏はきっと何かを感じとったのだろう。

タイラー氏は今回素敵な夢を彼らに見せた。ただ、その夢はひと時で終わる夢ではなく、実は「これからに続く大きな“チャンス”」なのかもしれない。タイラー氏が絶賛したというその音楽に恥じぬ活躍を、これからの「イーゼル芸術工房」に期待したい。

▼情報:
「エアロスミス」日本サイト
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/Aerosmith/index2.html
イーゼル芸術工房
http://easel-art.sub.jp/
Naverまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2137669763372660301