東京タワー昭和に誕生し、長い歴史をもつ博物館が今年から来年にかけ数多く閉館する。

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東京タワー


直近では、2013年9月1日(日)に「東京タワー ろう人形館」(東京都港区)が閉館される。

マリリンモンローをはじめ多くの有名人の蝋人形は勿論、拷問シーンといった変わった題材まで展示し、最近では観光客はもとより、マニアを中心に人気を集めていた。インターネット上ではその閉鎖を惜しむ声も多く聞かれている。

閉館される殆どは建物の老朽化を理由としたリニューアル・移転目的が多いが、中には規模を縮小するものや移転先の発表がないものも含まれる。

昭和に誕生した長い歴史をもつ名・珍博物館。近くの方は名残惜しみに最後足を運んでみてほしい。

▼東京都千代田区「逓信総合博物館」

・開館:1964年(昭和39年)
・最終:2013年8月31日(土)
・予定:2014年3月1日(金)に東京スカイツリータウンイーストヤード(東京都墨田区押上)9階で「郵政資料館」としてリニューアルオープン予定。

▼東京都港区「東京タワー ろう人形館」

・開館:1970年(昭和45年)
・最終:2013年9月1日(日)
・予定:―

▼神奈川県川崎市「東芝科学館」

・開館:1961年(昭和36年)
・最終:2013年9月30日(月)
・予定:2014年初頭に川崎駅前開業予定の「スマートコミュニティーセンター」内に「東芝未来科学館」としてリニューアルオープン予定。

▼大阪府港区「交通科学博物館」

・開館:1962年(昭和37年)
・最終:2014年4月6日(日)
・予定:2016年(平成28年)京都・梅小路エリアに開業予定の鉄道博物館に展示物は移設。

▼東京都渋谷区「たばこと塩の博物館」

・開館:1978年(昭和53年)
・最終:2013年9月1日(日)
・予定:東京都墨田区横川に移転・リニューアルオープン。