森永理科主演『聖ミカエラ学園漂流記』公演初日の模様をレポート!声優としては「みなみけ」(まこと役)「ローゼンメイデン」(蒼星石役)等の作品に出演、また、ロックバンド「functioncode」のボーカルとしても活動する等、様々な顔を持つアーティスト、森永理科が初の舞台主演を務める「聖ミカエラ学園漂流記」が公演初日を迎えた。


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脚本・演出は月蝕歌劇団主宰の高取英、そして音楽は、かつて寺山修司の天上桟敷で音楽を務め 、現在は演劇実験室◎万有引力の主宰J・A・シーザーによって上演される。
時代を数十年先取りしていたと評価の高いシナリオ、幻想的で個性的な登場人物と展開の速さ、更にそこに加わるシーザー節全開の音楽で、これまでに多くのファンを獲得してきた作品の再演と言う事で、注目の舞台である。

森永理科が演じるのは、主人公の美村亜維子。学園に転校してきた、謎多き中性的な少女がたどる数奇な運命と闘い、冒険を、森永理科が力強く演じきる。旅芸人の一座、時空を超えて登場するトリックスター的立ち位置の天草四郎時貞など、魅力的な登場人物との出会い、そして闘いは、コミックス的なシナリオと相まってすらすらと直感的に作品の世界観を訴えかけて来る。学園の少女達が自らを抑圧する様々な欲望、願望を吐露するシーンでは、それぞれのキャストに台本は用意されず、役者自らの本当の欲望、願望を叫んでいたのだと言う、登場人物の等身大を表現するメッセージ性の強い演出。
主人公の美村が服を脱ぎ背中を見せ「僕の背中を見ろ!天使の羽は奴隷商人の手でもがれてしまったんだ」と叫び、まぶしい光の中で中性的なエロスを魅せる圧巻のクライマックスなど、実に見所の多い作品だった。

本公演は阿佐ヶ谷「ザムザ」にて現在も上演中、3月17日(日)に楽日を迎える。

――主人公「美村亜維子」役の森永理科から、公演初日を終えてのコメント

「月蝕歌劇団「聖ミカエラ学園漂流記」初日が終了しました! ミカエラ学園は力の限り闘う女子校生の慟哭が見所の一つです。 大人の言うなりになるものか、私たちは大人になんかならない!と言う思いは皆さんにもあった のではないでしょうか? そこに、月蝕歌劇団の特徴でもある、タイムスリップや乱闘の演出も加わってエネルギーに溢れ た内容になっています。 ぜひぜひ、観にいらしてください!劇場でお待ちしております! 」

●『聖ミカエラ学園漂流記』公演日程
2013年3月13日(水)19:30
2013年3月14日(木)14:00
2013年3月14日(木)19:30
2013年3月15日(金)19:30
2013年3月16日(土)14:00
2013年3月16日(土)19:30
2013年3月17日(日)14:00

●会場:ザムザ阿佐ヶ谷
JR中央線・総武線 阿佐ヶ谷駅 北口より徒歩2分
東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21/TEL:03-5327-7640
http://www.laputa-jp.com/

●森永理科オフィシャルサイト
http://morinagalika.com/

●月蝕歌劇団公式ホームページ

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