平日昼間に温泉入ってビールを一杯――編集者が戦慄した久住昌之流温泉の楽しみ方平日の昼間に仕事をサボって温泉で一杯――サラリーマンならば誰しも一度は夢見る光景ではないだろうか?

仕事をさぼらずとも、平日たまたま取れた有給で近所の銭湯に昼から入ってキュッとルービーを一杯飲むだけで、その頃額に汗して働く同僚を想像して思わず優越感から笑いが漏れてしまいそうになるもの。


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そんな大人の背徳感が詰まった書籍『ちゃっかり温泉』(ガンゼン)発売された。

作者は人気コミック「花のズボラ飯」や「孤独のグルメ」の原作者でもある久住昌之氏。

本書では、久住氏が平日の真っ昼間から温泉に入ってひとり飯を食べ……という、とにかく温泉から飯屋への「お気楽」「極楽」な散策が紹介されている。

紹介されている内容は本当に「お気楽」そのもの。近場の温泉には飽き足らず、朝から仕事を振り切ってロマンスカーで箱根まで足を伸ばしたりもしている。

本書の紹介文には

『原稿催促の電話が入った午後1時。 「すいません。今書いているところで、夜には必ず送ります」と言いながら、タオルと着替えをバックに詰め、向かった先は温泉っ!??? 』

とある。世間の編集者ならば戦慄する内容。おそらく久住氏の担当者は本書を読み、軽く殺意を抱いたことだろう。

そんな多くの編集者の血と汗と涙の上に書かれた『ちゃっかり温泉』。
発売を「ちゃっかり」記念して、2013年1月28日(月)に19時から、代官山蔦屋書店 1号館1F 総合インフォメーションでトークショー&サイン会&ライブの豪華3本立てイベントが開催される。
参加は代官山蔦屋書店(03-3770-2525)の店頭・オンラインストアで『ちゃっかり温泉』を購入するともらえるイベント参加券が必要。

なお、今回のイベントには『ちゃっかり温泉』で取り上げた浅草観音温泉が松本栄子さんの『謎のあの店』にも描かれていたという縁で松本さんがゲスト出演する。トークイベントでは「温泉」や「謎のお店」「お酒」などが語れるとのこと。
参加人数は70名限定だが、席にはまだわずかに余裕があるそうだ。当日予定のない方は是非足を運んでみてほしい。

代官山蔦屋書店